2024年に入り、英検がリニューアルされ、
1級、準1級、2級の筆記試験に新たな
問題形式の「要約問題」が追加されました。
この問題では与えられた英文を指定された
文字数に要約するのですが、要約って
どうやってやったらいいか悩みますよね。
そこで今回は、
◆英検の要約問題への対策
◆要約問題解き方
◆要約問題の書き方
について解説していきたいと思います。
英検の要約問題の内容
まず英検の要約問題について
内容を解説します。
【英検の要約問題の詳細】
英検1級 | 英検準1級 | 英検2級 | |
要約問題の詳細 | 90~110語で要約 | 60~70語ので要約 | 45~55語で要約 |
2024年リニューアルした英検
1級、準1級、2級における要約問題では、
与えられた文章を指定された語数で
短くまとめる能力が求められます。
この問題では、文章の内容を変えずに
重要な情報を選び出すスキルが試されます。
つづいて要約問題作成で気を付ける点を
4つもポイントでみていきます。
【英検の4つの要約ポイント】
要約ポイント | 気を付ける点 |
① 内容 | 本文のトピックを明確に把握する 要約は原文を基に作成し要約文として成立させる メインポイントを適切に伝えること |
② 構成 | 各段落の内容ポイントを明確に伝えること 論理的なつながりを示すためにディスコースマーカー※を使用 |
③ 語彙 | CEFRのB1、B2レベルの語彙を使用(準1級の場合) 語彙のミスを減らすこと |
④ 文法 | 本文を正確に言い換えること 内容、論理、言い換えのすべてが要約文として成立すること 抽象度を高めて言い換えることによって文字数を削減すること |
要約問題はこれらの点に気を付けて
作るということですね。
ディスコースマーカーとは:
文章内の論理的なつながりを示すために使われる単語や表現のこと
therefore(したがって)
however(しかし)
moreover(さらに)
in addition(加えて)
英検の要約問題の対策
では、英検の要約問題ではどんな対策を
していけばいいのでしょうか?
~ 英検の要約問題の対策~
①文章の読解力を高める
②主題に関連する重要な情報を把握する練習
③要約練習で適切な情報選択と要約技術をあげる
要約問題の対策としては、まず
文章を正確に読解する力を高めることが必要です。
次に、主題に関連する重要な情報を把握する練習をします。
そして最後に、要約練習を通じて、適切な情報を
選択し要約するスキルをあげていくということですね。
英検の要約問題の解き方
英検の要約問題を解くための
ポイントを以下にまとめます。
~英検の予約問題の解き方~
①問題文を十分に理解する
主題や重要な情報の把握のため問題文を丁寧に読解
②要約する際に必要な情報を選び出す
簡潔にまとめるため、必要な情報を選び出す
③自分の言葉で要約する
解くときのポイントとして、
問題文を理解した後に、
重要な単語やフレーズにアンダーラインを引いたり、
〇で囲んだりして、それらの部分を重点的に読みます。
その後、段落ごとに要約し、それをもとに
要約文を自分の言葉で書くことが効果的です。
要約力を身につける方法
最後に、要約力を身につけるために
手順をまとめていきます。
~英検の要約力を身につけるステップ~
ステップ | 内容 |
① 問題文の理解 | 問題文を十分に理解し、文章の主題や重要な情報を把握する |
② 重要な情報の選択 | 重要な情報を選び出し、メモやアンダーラインを使い主要なポイントを抽出 |
③ 簡潔な表現 | 選択した情報を簡潔にまとめるために冗長な表現を省き簡潔かつ明確にする |
④ 自分の言葉で要約 | 原文をそのまま使わずに、自分の言葉で表現 |
⑤ ディスコースマーカーの活用 | 文章の論理的なつながりを示すため、ディスコースマーカーを活用 |
⑥ 語彙と文法のチェック | 適切な語彙を使用し、文法のミスを修正すること |
要約練習のステップは①~⑥までです。
これらの手順を実践することで、
要約力を効率的に身につけることができます。
英検の過去問や新聞記事などで練習すると
いいですね。
まとめ
英検のリニューアルに伴い、
新たに追加された要約問題について
紹介しました。
要約は慣れない作業かもしれませんが、
上の手順で練習を重ねれば、徐々に
要約力を身につくと思います。
要約力を身につけることは大変かもしれませんが
多くのメリットもありプラス面も大きいので
私も普段からやっていきたいと思います。